ムスタングとわたくし

先日2年と数ヶ月振りにムスタングの弦を交換しましたとさ。
2日ばかり様子を見たところネックも反ってないし状態はまずまず。
とりあえず生音でチャカチャカ鳴らしてるんだがいいかげんちゃんと音を出そうと思い散らかった部屋の中でマルチエフェクターが埋まってそうな辺りを掘り返したら「危さん」と「るくるく」の4巻が出てきたのでギターは中止。
だめだこりゃ。
つか、掘り起こすくらいならン千円出してBEHRINGERのV-AMPでも買ってきた方が楽な気がする。


まあそれはそれとして。


いや最近あずにゃんのせいで久々にムスタングが注目を浴びて嬉しいやらアレやら。
何つーか、ムスタングって偏見の目から逃れられない運命らしい。
そもそも俺とムスタングの出会いはベースを始めたン年前 …って隠しても話の流れでバレるから正直に言うと19年前。
フェンダージャパンのカタログを見て一目惚れ。
ジャズマスタージャガーもかなり惚れたがムスタングのチープさ不格好さそして可愛さには敵わなかった。
ストラトが色っぽいおねえちゃんだとしたらムスタングはロリ。
これに尽きる。
実際レオ・フェンダーフェンダー社に遺した末っ子だしね。
…あ、ブロンコがあるけどアレはベース5並にいらない子だから置いといて。
ブロンコ好きな人いたらごめん。
でもあれってミュージックマスターより先にカタログ落ちしてたよな確か。
ああどうでもいいどうでもいい。
んで、ロリっ娘ムスたんハァハァとか想いつつもベースの方に夢中だった俺はスティングレイを20回ローンで買ってしまいヒイヒイ言ってたわけだが。
そんなある日知人とギター談義してたら
知人「で、どんなギター好きなの?」
俺「あ、ムスタング好きっス」
知人「えwwムスタングwww無いわwwwww」
言ってはいけないことだったんだろうかぼくはまちがっていたんだろうか
まあ当時ムスタング=Charだったしその知人はメタラーだったし。
てか俺その頃チャーなんて全然知らなかったんですよ。
んでそれから時は流れてニルヴァーナが大ヒットしロック界はグランジブーム。
カート・コバーンが使ってた改造ジャガーや改造ムスタングのせいでそれまで不人気だったフェンダーの傍流モデルが大人気。
知人「ジャガーいいよね買おうかな」
俺「俺はジャズマスターの方が…」
知人「えwwジャズマスターwww無いわwwwww」
どうもとことん意見が合わないらしい。
いやダイナソーJr.のJ・マスシスが使ってたジャズマスターが好きだっただけなんですが。
…まあそうこうしてるうちにムスタングが結構人気モデルになってるじゃありませんか。
フェンダージャパンのカタログには相変わらず煙草の脂で燻されたみたいな白色のやつと水色+赤鼈甲ピックガードという有り得ない組み合わせのモデルしか載ってないのに世間では様々なカラーバリエーションが出回ってるし。
某イケベ楽器じゃリアにスーパーディストーション搭載したカートモデル売ってる始末。
うん、ある意味カート様々だわ。
んで、その頃俺はリアにホットレイル載せた安ストラトモデル使ってたんだけど、何かパワーあり過ぎて違うなコレ…って思ってたもんでチープな音が出るギターが欲しかったわけなんですよ。
そんな頃に某楽器店で見掛けたのが3トーンサンバーストカラーのムスたん。
これは渋い!と思ってよくよく見ると、ボディ材がバスウッドのくせにきれいな木目が出てる。
一応何店か同じカラーのやつを見て回ったが他は所謂バスウッド的なのっぺりした木目。
思案した挙句に最初の店でムスを試奏したら望み通りの音が出るじゃありませんか!
一応似たようなモデルと比較するためにジャガーも弾いてみたけどこっちはちょい元気があり過ぎる。
はい、6回ローンでお買い上げありゃーとやんしたー!


…それから今に至る、と。
まあ人生色々あったもんで買ってから12年のうち弾いてる期間の方が短いような気がするがこれからも愛していきたいとは思ってますよ、うん。
いやしかしギターだけ弾いても面白くないしかといってバンドやる気は更々無いしDTMやりたくても金は無いし、どうしたもんか。